落札後の画像整理を全自動化する
AI画像をヤフオクで販売していて、一番面倒に感じるのは落札後の作業ではないでしょうか。
想像してみてください。朝起きてオークタウンを開くと、昨夜のうちに10件の落札通知が届いている。嬉しい反面、ここからが大変です。
- オークタウンで落札情報を1件ずつ確認
- 管理番号をメモして、Google Driveで元画像を探す
- 「あれ、このファイル名どこにあったっけ?」とフォルダを行き来
- 落札者ごとにフォルダを作成して画像をコピー
- まとめて取引の場合は複数商品の画像を1つのフォルダに集める
- お客様に特典をつけたい場合は特典画像も探して追加
- 高解像度が必要ならアップスケール処理
これを1件ずつ、10件分。落札が多い日は20件、30件になることもあります。1件あたり5〜10分かかるとして、10件で1時間、30件なら3時間。落札が増えれば増えるほど、喜びよりも「また作業か……」という疲労感が勝ってしまう。それが落札後処理の現実です。
せっかく画像が売れているのに、事務作業に追われて新しい画像を作る時間がない──そんな悪循環に陥っている方も少なくないはずです。
この記事では、この作業をまるごと自動化できるAucsys!の落札機能を、初回セットアップから日々の運用まで詳しく紹介します。
落札機能の仕組み
大まかな流れはこうです。
- Chrome拡張機能がオークタウンの落札ページからデータを自動収集
- Aucsys!に落札データが届く
- 「処理開始」をクリック
- 管理番号をもとに画像を自動検索 → 落札者フォルダに自動整理
- 完了したらメールで通知
ブラウザを閉じてもバックグラウンドで処理が進むので、「処理開始」をクリックしたらPCから離れてOK。コーヒーを淹れに行っている間に、30件分の落札処理が完了している──そんなイメージです。完了メールが届いたら、あとはGoogle Driveを開いて納品するだけ。
初回の準備(一度やればOK)
落札機能を使うには、最初に一度だけChrome拡張機能のセットアップが必要です。5分もかかりませんので、サクッと済ませましょう。
Chrome拡張機能のインストール
Chrome Web Storeから「Aucsys! 連携ヘルパー」をインストールします。通常のChrome拡張機能と同じように、「Chromeに追加」をクリックするだけでインストール完了です。
インストールが終わると、ブラウザの右上に拡張機能のアイコンが表示されます。このアイコンをクリックすると設定画面が開きます。
連携トークンの設定
Chrome拡張機能とAucsys!を連携させるために、トークン(認証キー)を設定します。
- Aucsys!の落札ページで「連携トークンを生成」をクリック
- 画面に表示されたトークンをコピー(ワンクリックでコピーできます)
- Chrome拡張機能の設定画面を開き、トークンを貼り付けて「連携する」をクリック
- 「連携済み」と緑色で表示されれば完了
トークンの有効期限は90日間です。期限が切れたら同じ手順で再生成すればOK。期限が近づくとAucsys!上で通知が表示されるので、うっかり切れてしまう心配もありません。
落札情報の収集
準備が終わったら、あとは驚くほど簡単です。
- オークタウンにログイン
- 「落札者あり」のページを開く
- 拡張機能が自動でページ上のデータを検出
- 落札情報がAucsys!に自動送信される
特別な操作は必要ありません。オークタウンの「落札者あり」ページを開くだけで、Chrome拡張機能がバックグラウンドで落札データを読み取り、Aucsys!に送信します。ページに表示されている落札情報(落札者名、管理番号、落札価格、取引状態など)が自動的に取り込まれます。
複数ページにまたがる落札がある場合も、ページを送るだけで自動収集が続きます。
処理開始
Aucsys!の落札ページに届いたデータを確認して、「処理開始」をクリック。処理を開始する前に、2つのオプションを設定できます。
- アップスケール:ON/OFFを選択(月間上限あり)。高解像度で納品したい場合にONに。
- 画像転送モード:コピーまたは移動を選択。「コピー」なら元フォルダにも画像が残ります。元画像を保持したい場合はコピー、ストレージを節約したい場合は移動がおすすめです。
処理の流れ(内部で起きていること)
「処理開始」をクリックすると、Aucsys!は以下の処理を自動で実行します。
- 落札データの解析:落札者名、管理番号、取引情報を解析
- 画像の検索:管理番号(出品時につけたファイル名)をもとに、Google Drive内の元画像を自動検索
- フォルダの自動作成:日付フォルダ → 落札者ごとのサブフォルダを作成
- 画像の転送:元画像を落札者フォルダにコピー(または移動)
- まとめて取引の処理:同じ落札者の複数商品を1つのフォルダに自動集約
- 特典画像の追加(設定済みの場合):条件に一致する落札に特典画像を追加
- アップスケール(ONの場合):画像を高品質に拡大処理
- 完了通知:すべての処理が完了したらメールで通知
処理が始まると、こんなフォルダ構造が自動で作られます。
落札画像フォルダ/
└── 0126/
├── 田中太郎_SS0001/
│ ├── 田中太郎_SS0001_01.jpg
│ └── 田中太郎_SS0001_02.jpg
└── 山田花子_SS0015/
└── 山田花子_SS0015_01.jpg
落札者ごとにフォルダが分かれるので、そのまま納品に使えます。フォルダ名に落札者名と管理番号が入っているので、「どの落札者にどの画像を送ったか」が一目瞭然です。
まとめて取引への対応
同じ落札者が複数の商品を落札した場合(まとめて取引)、すべての画像が1つのフォルダに自動集約されます。手作業だと「この人は3つ落札しているから、3つの管理番号を探して1つのフォルダにまとめて……」と非常に面倒ですが、Aucsys!なら自動で処理されます。落札数が多い日ほど、この自動集約のありがたみを感じるはずです。
特典画像の自動追加(Standard以上)
リピーターを増やすための施策として、落札条件に応じて、ボーナス画像を自動的に追加できます。「おまけが付いてた!」という嬉しいサプライズは、良い評価やリピート購入につながります。
3種類の特典条件
- 即決特典 — 即決価格で落札された場合にボーナス画像を追加。即決で買ってくれた方への感謝として効果的です。
- 金額特典 — 合計金額が一定額を超えた場合にボーナス画像を追加。まとめ買いを促進する効果があります。例えば「合計3,000円以上で特典1枚追加」のような設定ができます。
- 数量特典 — 落札数が一定数を超えた場合にボーナス画像を追加(例:10点ごとに1枚)。大量購入者への還元に使えます。
これらの条件は組み合わせることも可能です。
特典画像の準備
特典フォルダに、そのまま印刷できる高解像度の特典用画像を入れておいてください。通常の出品画像とは別に、特典専用のクオリティの高い画像を用意しておくのがおすすめです。条件に一致する落札があると、フォルダの中からランダムに画像が選ばれ、落札者のフォルダへ自動的に追加されます。
特典画像は定期的に入れ替えると、リピーターにも新鮮な体験を提供できます。
AIアップスケール
納品画像の品質を高めたい場合に、画像を高品質な4倍拡大にアップスケールできます。AIベースの超解像技術を使っているので、単純な拡大と違い、ディテールを保ったまま高解像度化されます。
印刷用途のお客様には特に喜ばれる機能です。A4やA3サイズでの印刷にも耐える解像度にアップスケールできるので、「印刷したらぼやけていた」というクレームを防げます。
月間上限はプランによって異なります。
| プラン | 月間上限 |
|---|---|
| Basic | 200枚 |
| Standard | 800枚 |
| Premium | 1,500枚 |
すべての画像をアップスケールする必要はありません。必要なときだけONにする使い方でOKです。たとえば「即決落札のお客様だけアップスケールする」など、運用に合わせて使い分けてください。
対応プラン
落札機能はBasicプラン(月額¥2,980)以上で利用できます。特典機能はStandard以上。
7日間の無料トライアル(Standard相当)で、特典機能を含むすべての落札機能を試せます。
まとめ
- Chrome拡張機能でオークタウンから落札情報を自動収集。ページを開くだけでOK
- 管理番号をもとに画像を自動検索・落札者ごとのフォルダに自動整理
- まとめて取引にも完全対応。複数商品を自動集約
- 3種類の特典条件(即決・金額・数量)でリピーター獲得を自動化
- AIアップスケールで納品画像を高品質化。印刷用途にも対応
- 処理はバックグラウンド実行。ブラウザを閉じてもOK、完了したらメール通知
落札後の手作業がなくなるだけで、毎日の運用がかなり楽になります。10件の落札処理に1時間かけていたのが、ワンクリック+数分の待ち時間に。浮いた時間で新しい作品を生み出す── それがAucsys!の落札機能が目指す世界です。